自社事業のWebサイトを作るときにどんなことを意識したら良いのか考える方も多いのでは無いでしょうか?
特に気合いを入れて作るのであれば、より効果的なWebサイトを作りたいと思う人もいるはずです。
ですが「はじめてWebサイトを依頼する」という人や「あまりWebサイトについての知識がない」という人も少なくありません。
では、一体どのようなサイトを作れば良いのでしょうか?
結論から言うと、Webサイトは目的に応じて見せたいページや配置等を決める必要があります。
Web制作事業者の私が思う良いWebサイトの条件は以下のとおりです。
- ターゲット層(Webサイトにアクセスするユーザー)が見やすいと思えるサイト
- 各ページの導線がわかりやすいサイト
- ページの読み込み速度が早いサイト
上記の条件をクリアするためにはWebサイトが出来上がってからではなく
Webサイトを制作する前に意識することが大切です。
このブログではWebサイトを依頼する上で、良いWebサイトにするために抑えておきたいポイントを解説していきたいと思います。
1.ターゲット層(Webサイトにアクセスするユーザー)が見やすいと思えるサイト
ターゲット層が見やすいサイトというと抽象度が高くなってしまいますが、これは見てくれる人が見やすいサイトという意味です。
ですが、Webサイトは見る人の目的によって見やすいと思うサイトが変わります。
例
- 年代の違い
- 国の違い
- 業種の違い
見てくれそうなターゲットを調査して、Webサイト制作をしていくことが基本になります。
そのためWeb制作会社ではペルソナという明確な仮想人物をたてて、その仮想人物をターゲットとしてWebサイト制作をしている会社も少なくありません。
そのためWeb制作会社に依頼する際には、打ち合わせの中でペルソナの情報をヒアリングされることがあると思います。
ペルソナのヒアリング項目は以下のとおりです。(事業者によって異なります)
・基本情報
名前、性別、生年月日、年齢など
・仕事やお金
職業、職種、職歴、年収、世帯年収、お小遣いなど
・環境情報
居住エリア、お住まい、居住年数、家族構成など
・行動、嗜好
趣味、休日の過ごし方、悩み、消費志向、特徴など
などです。
Webサイトが完成してから訪問してもらったユーザーの動向をGoogleアナリティクスなどで分析して、Webサイトの改善改良をして行き、よりターゲットが見やすいサイトに近づけて行きます。
良いサイトは一朝一夕でできるものではないので、分析と改善を行い、よりユーザーが見やすいと思えるようなサイトにしていきましょう。
2.導線がしっかりとわかりやすいWebサイト
導線 とは、ユーザーをWebサイトの中で誘導するための仕掛けのことを指します。 Webサイトの導線設計をしっかりと行うことで、 CVR(コンバージョン率:成約率) の向上などの効果が見込まれます。
簡単に言うと、『サイトを観覧するユーザーが求める情報に辿り着きやすいサイト』にしてあげるということです。
導線がしっかりしていないと、直感操作で行きたい情報に辿り着けないので、ユーザーにストレスが溜まってしまいます。
ですが、導線がしっかりしていると、少ない時間で欲しい情報がみれるサイトにできるので、ユーザーはストレスフリーでWebサイトを見ることができます。
更に導線をうまく使えば、サイト運営者が見てほしいところに誘導することができ、問い合わせや商品ページなど、本当に見てほしいページへユーザーを導くことができます。
そうすることで、お問い合わせの量が増え、売上増加にもつながるので、導線を意識することは重要です。
では具体的に導線とはどのように作れば良いのでしょうか。
Webサイトを見る人の特徴を捉えたレイアウトデザインがあります
ユーザーが
Fを見るように画面を追うFパターンレイアウト
Zを見るように画面を追うZパターンレイアウト
と言うものがあります。
レイアウトの詳しい情報は下記リンクから参照をお願い致します。
そのなかに
・メニュー(サイトトップに配置)
・サイドメニュー(サイトの左か右の端に配置)
・フッターメニュー(サイトの最下部に配置)
・パンくずリスト(訪問者が今どのページにいるかわかりやすくするために上位の階層のページを階層順にリストアップしてリンクを配置したリスト)
などユーザーがいつも使っているWebサイトと同じような配置にコンテンツを置くことでユーザーも見やすくなります。
なので、その条件の中にあなたが見てほしいページを反映させる必要があります。
ユーザーに見てもらいたいページを見えにくい場所においてもそのページの訪問率が上がりません。
制作時にFパターンやZパターンレイアウトを意識して作ることはユーザーのサイト滞在時間を上げる1つのポイントになります。
3.読み込み速度が早いWebサイト
読み込み速度が遅いWebサイトは、サイトに入る前に離脱する可能性が大きくなります。
『完全に表示されるまでに3秒以上かかると、53%のユーザーはページを離れる』
というデータが出ているほど、読み込み速度は大切になります。
ではなぜ読み込み速度が遅くなるのか。
それは、Webサイトに使っている画像や動画のサイズに関係してきます。
特にサイズの大きい動画を使っているホームページは、読み込み時間がかかってしまうので、画像を使っているホームページよりもページの読み込み時間が遅くなってしまいます。
同様に、サイズの大きい画像は、読み込みに時間がかかってしまいます。
ではどのようにすれば読み込みが早くなるのか。
ファイルサイズを圧縮すれば良いのです。
下記のような画像圧縮ツールを使って画像サイズを圧縮しましょう。
容量が大きい画像を1つだけ圧縮してもあまり効果が薄い場合もあるので、基本的には、サイト内で使う画像素材はなるべく画像が劣化しない程度にサイズ圧縮をしたほうが良いでしょう。
一つ一つの積み重ねでサイトの読み込み速度が上がり、Webサイトにアクセスした食後の離脱をへらすことができます。
そもそも、せっかく作ったかっこいいWebサイトを、見てもらえずに離脱されてしまうのはとても悲しいことです。
Web制作会社に頼むときには意識してやってくれると思いますが、より念入りに担当者側からお願いすることにより、制作者側も意識して制作をしてくれると思います。
まとめ
1.ターゲット層(Webサイトにアクセスするユーザーが見やすい)と思えるサイト
→ペルソナでターゲットを決め、制作後も分析して、より見やすいサイトにしていけるように意識していく。
2.導線がしっかりとわかりやすいサイト
→Fパターン・Zパターンレイアウトのような見る人の特徴を捉えたレイアウトを意識し、あなたが誘導したいページにアクセスしてもらえるように改善をしていく。
3.読み込み速度が早いサイト
→Webサイトの読み込みが遅いと離脱率が上がるので、Webサイトに使う画像や動画のサイズは圧縮して使うようにする。
という感じです。
いかがでしたでしょうか?
Webサイトは作る以上は訪問者やユーザーに見てもらい、実際にあなたの目的を達成するためのサイトにしたいと思うのではないでしょうか?
せっか制作するのであれば、少しでも効果があり、アクセスするユーザーが使いやすいと思ってもらえるWebサイトを依頼することをおすすめ致します。